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創作活動のススメ【番外編】-同人活動の思い出-

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こんにちは、トウゴです。
今回は同人活動についての記事です。

2023年3月に「NEOKET4」というオンライン即売会に参加しました。
即売会参加自体がかなり久しぶりで、オンライン即売会参加は初めてだったのですが、参加してみて同人活動の仕方なども色々変わったなぁとしみじみ思ったので、昔の同人活動の思い出などをまとめました。

 

 

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同人活動の思い出

私が同人活動というものを始めたのは中学2年か3年の頃です。
2年生の後半くらいですかね。
「同人誌」というものを知り、読むようになったのはもう少し前で、実際に自分で作ったものを即売会で頒布し始めたのがこの頃になります。

 

始めたきっかけ

同人誌やアンソロジー自体は、「本屋で好きな漫画の綺麗なイラストが表紙の本があったので買ってみたらアンソロだった」という割と聞く出会いをして知ったのですが、知ってそういったものを読むようになってからも、同人誌や同人グッズを作ることはなく、せいぜい自分で描いて楽しむくらいで終わっていました。

それが変わったのが家でインターネットが使えるようになってからですね。
その頃はまだSNSがほとんどなく、個人サイトがたくさんある時でした。

 

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イラスト展示や掲示板、お絵かき掲示板などが個人サイトのコンテンツとして多かったですが、その頃から個人サイトで同人誌などの個人通販をやっている方もいらっしゃり、そこで色々な情報を知りました。
他にもアンソロの流れから「ファンロード」などの雑誌を読むようになり、そこで色々な同人用語なども知っていき、自分でも作ってみたいと思うようになりました。

そこからが本格的な同人活動の始まりだったと思います。

 

 

サークル参加について

初めてサークル参加したのは中学3年生くらいの頃だったかなと思います。
最初は友人何人かと一緒に参加しましたが、イベントへ参加する仕方の好みがそれぞれ違うことがわかったので(私はサークル参加したい・1人はコスプレをメインにしたい・1人は買う方を優先したい等)、その後は一緒にイベントに行くものの、思い思いの過ごし方をする形になったため、1人でサークル参加することが多くなりました。

その当時よく行っていたのはスタジオYOU様が主催する「おでかけライブ」「コミックライブ」ですね。
近くでやっていたのがそのイベントだったので、そこに参加するようになりました。
高校生くらいまでは「おでかけライブ」や「コミックライブ」が多かったです。

 

高校卒業後はデザインの専門学校に行ったのですが、日々の授業や課題・アルバイト・展示活動などが忙しく同人イベント系には出ることがほとんどなくなりました。
(出たかったけれど出られなかったが正しい)
その代わり、専門学校生時代はほぼ二次創作をしなくなっていたこともあって、デザインフェスタに出ることが多くなりました。

デザインフェスタは同人誌即売会とはまた違うので詳しい説明などは割愛させて頂きますが、初めて出た時は比べるものではないんですが、規模がすごくてかなり驚きましたね…!
そしてスペース代含め色々なものがそこそこの値段したので、同人誌即売会って優しいな…とも思いました

 

成人後結婚するまではデザインフェスタをメインに、たまにコミックライブに参加したりというのが多かったです。
ただこの頃は仕事がありましたし今と違い勤務する形だったため、イベント参加は少なかったですね。

コミックライブは静岡市で開催されている「静岡コミックライブ」に参加することが多かったです。
初めて行った同人誌即売会は同じ県内で開催されているものでも、静岡コミックライブより規模が小さいもので、その即売会とデザフェス以外では初めての参加だったので、地元の即売会とまた違った感じで楽しかったです。

 

結婚後福岡へ引っ越してきたのですが、福岡は赤ブーブー通信社の「コミックシティ」がメインな感じだったので、そちらに参加することが多かったです。
コミックシティに参加するまで、同人誌即売会はおでかけライブかコミックライブしか行ったことがなかったので、初めてコミックシティに行った時は規模が大きくて驚きましたね!

今はマリンメッセ福岡で開催されているようですが、少し前はPayPayドーム(その頃はヤフオク!ドーム)で開催されていたんですよね。
ドームでの同人誌即売会は初めてで、広いし座れるしでめちゃくちゃ感動した覚えがあります。

子どもが産まれてからは参加する時間も余裕もなかったですし、そろそろ行けるかなと思った時にコロナ禍になってイベント自体が開催されなくなったりしたので、出産後~現在は即売会に参加しなくなりました。

 

申し込みしたイベントまでに同人誌やグッズ類の用意やディスプレイに使うものの用意は色々なこと(学業や仕事)の合間にしなければならなくて大変だったり、当日は用意したものを持って行くのが大変だったりと苦労する部分もありましたが、あの雰囲気がすごく好きで良く参加していました。

独特の高揚感がありましたし、色んなジャンルの作品をまとめて見ることが出来るので、創作意欲を刺激されていましたね。
普段はネット上でしかやり取りが出来ないけど、会場で会うことが出来る人に会うのも楽しかったです。

学生時代は会場まで電車や徒歩で行くしかないので、搬入が結構大変でしたが、車の免許を取ってからは車で行けるようになったので、めちゃくちゃ楽になって免許取ってて良かった…!としみじみ思ったりもしました。
(田舎だったので免許がないと何も出来ないんですけどね)

 

即売会で頒布していたものは殆どが同人グッズでした。
二次創作メインで参加していた時は便せんやラミカが多く、一次創作メインになってからは同人グッズの他、イラスト集も頒布していました。

二次創作の時に同人誌を作らなかったのは単純に漫画が描けなかったからですね。
漫画も描けなかったですし、二次創作をしていた頃は原稿をアナログで制作していたのでデジタルで原稿を制作する環境が整っておらず、小説で出すということも出来ませんでした。
イラスト集は二次創作で出すのもどうなんだと思ったのもありますし、単純に本にして出すクオリティがなかったというのもあります。

 

そんな訳で基本的にはグッズばかりのサークルでした。
サークル参加するとディスプレイ用品が何かしら必要になるのですが、参加し始めた頃は学生だったのと、その頃はまだ100均も今ほど商品が豊富でなかったり、ホームセンターにあるものは大きすぎたり、値段が少ししたりとちょうどいいものを探すのが大変でした。

参加する度に同じようにグッズがメインのサークルさんのレイアウトを参考にさせてもらったり、色々試行錯誤してディスプレイ用品を用意した覚えがあります。
今もやりたい気持ち半分、そこまでの情熱があるかというとどうかなという気持ち半分ですね。
でも出来るならもう1回ぐらいデザフェスとか、あとコミティアも参加してみたいなーと思います。

 

 

通販について

今は「BOOTH」や「カラーミーショップ」などのECサービスが発達・充実していたり、「pixivFACTORY」などのグッズ制作サービスも増えたり、SNSも発達したので、主にインターネットを通じての通販が主流になりましたが、そういったサービスがまだ充実していない時はペーパー投稿系雑誌の通販ページなどを見て通販を利用したり、作ったものを通販したりしていました。

一部のサークルさんは振込対応もしていましたが、基本的に「定額小為替」という現金の代わりになるものを使用して通販をしていました。
購入する側は代金分の定額小為替を郵便局で購入して、それと他に必要なアイテム(注文書や切手など)をまとめてサークルさんに送り、サークル側は届いた注文書を見て品物を準備・梱包し、発送して通販完了という感じでした。

 

サークルによって多少違いがありますが、大体のところで通販に必要なものは決まっていて、定額小為替+注文書+送料分の切手+宛名シール(または返信用封筒)の4点だったかなと思います。

定額小為替は欲しいものの代金、注文書は何がいくつ欲しいかを書いたものですね。
注文書には「〇〇×1冊」「〇〇のラミカ×1個」とか、品物に番号を振ってあるサークルさんであれば「A01×1冊」のように欲しいものを書き、最新のペーパーが欲しいかどうかとか、もし品切れしていた場合はどういう対応にするかという希望も書いていました。
品切れの対応は大体返金か、グッズだと同じ値段の代わりのものにしてもいいという場合もありました。

送料分の切手と宛名シールはサークル側が品物を送る時に使うものですね。
宛名シールは通販を受ける量が多いところだとサークル側が全て書いていると対応に時間がかかる&宛名間違いもあるため、煩雑な手続きを減らすのと正確に届くようにするために必ず同封するように書いてあるところが多かったです。
少し大きめのタックシールに自分の住所と名前を書いて用意していました。

また、定額小為替は封筒から透けて見えてしまうと盗まれる可能性もあるため、白い紙などでくるんで外から見えないようにして送るというルールというかアドバイスみたいなものがありました。
もっといいのは透けにくい封筒を使うことですが、常に家にあるものでもないので、紙に包む方法が手軽で良く使っていました。

 

ペーパーを見て通販する場合、ペーパーが最新のものでないと在庫がない場合があるので、そういう時はまず最新ペーパーを請求してから改めて通販を利用していました。
最新のペーパーの請求方法も大体ペーパーに書いてあったので、その通りにして送るとサークル側からペーパーが送られてくるという感じです。

良く書かれていた文言で、「同人便せん可」「同人封筒使用不可」というものがあります。
サークルになにかしら手紙を送る時、同人便せんは使ってもいいけど同人封筒は使わないで欲しいという意味の文言ですね。
色々理由はあると思いますが、同人活動を家族に内緒だったりひっそりやっているからバレないようにするためというのをよく聞きました。
便せんは開けないとなかなかわからないですが、同人封筒は一発でわかるので、確かになぁと思った覚えがあります。

 

通販も色々な面で大分楽になったなと思います。
フリマアプリが盛んに使われるようになったおかげで、大分梱包資材も充実したり、色々なところで手に入るようになりました。
それだけでも色々な店を探し回らなくていいので楽ですし、支払いや管理もサービスによってはすぐ出来るのでありがたいなと思います。

 

 

ペーパーなどについて

上の通販のところでも触れましたが、「ペーパー」「定額小為替」など、今ではあまり見なかったり使わなくなったものも、その頃はメインで使われていたり、用意されていました。

「ペーパー」はサークルのお知らせや雑談、通販などの情報が載ったチラシのようなもので、それを即売会参加の際に発行したり、即売会参加がなくても定期的に発行し、同じジャンルで活動している方などに配布したりして宣伝のようなことをしていました。

今だとSNS等でやれてしまうことなので、あまり見かけなくなってしまいましたね。
ペーパーだけのために描いたイラストとかも載っていたり、今より作者様の日常などを知ることが難しかったのもあり、ちょっと日常がわかる話もあったりして個人的には好きでよく集めていました。

 

今もペーパーがあるのか、あった場合問い合わせ先はどういう風に書かれているのかがわからないので完全な比較が出来ないのですが、当時は普通に住所が書いてありました。
(多分ものすごい大手サークルさんだと私書箱とか、自宅とは別の住所の場合もあった)

今は利用するサービスによっては匿名配送も出来るので、よくよく考えるとすごいなと思うのですが、まだインターネットを使ったやり取りより手紙などのやり取りの方が多かった時だから普通に書いていたなと思います。
私も確かSNSなどが発達してきた頃から住所ではなくサイトアドレスやメールアドレスの記載だけにしました。

私は弱小サークルだったので幸いトラブルに巻き込まれることはなかったのですが、住所が大っぴらになっていたからこそ起きたトラブルの話を見たことがあるので、匿名配送出来たりするのはありがたいなと思います。

 

「定額小為替」は個人通販をする時にそれで金銭のやり取りをしていました。
現金をそのまま普通郵便などで送ることは出来ないため(現金書留は送ることが出来る)、定額小為替を必要な金額分郵便局で購入し、それを現金の代わりに送っていました。
受け取った側は郵便局で換金して現金を手に入れる形になります。

ただ定額小為替は郵便局の保険や貯金窓口が開いている時にしか購入出来ないので土日は行くことが出来なかったため、平日時間内に行けない学生の時は手に入れるのが本当に大変でした。
有効期間があるので買える時に買っておくようなことも出来ないですし、サークルさんも業者ではないので再販しないことも多く(更に今より印刷所を利用するハードルが高かったので、再販はあまりなかった)、機会を逃すと購入出来ないこともありました。

 

通販のところでも書いたとおり、今は「BOOTH」などのサービスも充実していますし、在庫を持たなくて商品を販売出来るサービスもたくさんあるので、本当に楽になったなと思います。

 

 

頒布物について

同人誌や同人グッズについては、今より「印刷所を利用する」というハードルが高かったため、コピー誌や手作りのグッズが多かったですね。

同人グッズで良く見たのは「同人便せん」「ラミカ」ですね。
色々なグッズを作っているところもありましたが、どのサークルでもあったなと思うのは上の2つです。

 

同人誌-コピー誌-

コピー誌はその名の通りコピーしたものを製本して作った同人誌です。
手軽に少部数で作れるので、まずはここから本作りを始めて、いずれオフセットで出すというのが多く通る流れだったかなと思います。

私のジャンル変遷は封神演義→当時ハマっていた漫画やゲーム色々→ポップンミュージック→創作という感じだったのですが、同人誌は創作以外では出しませんでした。
二次創作の同人誌はやっぱり漫画が多かったのですが、漫画を描くことが出来なかったですし同人グッズの方が作ることが楽しかったため、創作以外では出すことがありませんでした。

(今は同人活動というよりメインになりましたが)現在も続いている創作ジャンルはイラスト集を出している方もたくさんいらっしゃるので、二次創作の時より本を出すハードルが低いなと思ったのと、自分で自由に出来るのでコピー誌も印刷所に頼んで作ったものも両方出しました。

 

今はマルチコピー機で同人誌を作ろう!というページがあるくらい、サービスが充実していますが、以前はここまでサービスが充実しておらず、基本的には片面にプリントして、印刷面を外にして真ん中で折り、ページ順に重ねてホチキスで止めて完成というものでした。

 

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両面コピーは確か出来なかったはずですし、USBやスマホからデータを送ってコピーも出来ませんでした。
なので中綴じ本は結構ハードルが高かったですし、原稿は紙で用意しないといけませんでした。
(1回だけコピー機に原稿が忘れられていたのに遭遇したことがあります)

作り方も「ファンロード」のような雑誌や同人活動に関して解説しているサイトなどを参考にしていましたね。
こういう時にこういう道具があると便利とか、最低限の道具で作る方法とかいろいろ参考にしました。

 

作ったコピー誌の数はそこまで多くないのですが、材料さえ用意出来れば装丁を好きなようにしやすかったので、変わった装丁のコピー誌を作ることが多かったです。
また、自分のイラストがカラーだと映えるイラストだったので、必ずフルカラーで作るようにしていました。

作ったコピー誌の中で1番手間がかかった装丁は、少しだけ開けた板チョコレートのパッケージをイメージしたものです。
表紙を板チョコのデザインにして、その上から色画用紙と銀紙で作った板チョコのパッケージのようなデザインのカバーをかけるというものです。
何部か作るので、同じような出来に揃えなければいけないのが少し大変でした…。

 

同人誌-オフセット本・オンデマンド本-

昔は「印刷所に頼んで本を作る」ということが今より断然ハードルが高く、所謂オフセット本はなかなか出すことは難しかったです。
料金などもそうなのですが、頼める最低部数が結構多かったため、作ったものがすぐに捌けるようなサークルでなければ長い間在庫を抱えることになり、そういった面でもハードルが高かったです。

なのでだんだんとオンデマンド印刷が出てきて、少部数でも注文出来る印刷所がたくさん出てきた時には大分ハードルが低くなったなと思いました。
冊子印刷もそうなのですが、特にグッズ類に関しては印刷所に頼むハードルが本当に本当に下がったなと感動しますね。
(この話題に関しては後述します)

ちなみにオフセット本(オフセット印刷)とオンデマンド本(オンデマンド印刷)の違いは以下のサイトで解説されていますので、参考にしてください。

 

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印刷所に頼んで制作した同人誌は大手サークルでないと難しい、という感じだったのが気軽に出来るようになったのは嬉しいですよね。
ただ逆に、「初めて本を作るけどコピー誌を出しているところは少ないから、オンデマンド本を出さないといけないかな」「そうなると自分には難しいかな…」となってしまう場合もあるので、せめてオンデマンド本くらいは出さなきゃとかは考えずに、自分がやりやすい・作りたい方法で制作すると良いと思います。

 

 

同人グッズ-同人便せん・ラミカ-

同人便せん自分で描いたイラストで作る便せんのことで、イラストと罫線が一緒に描かれたものが大体10枚1セットになって頒布されています。

1番多く一般的なサイズがB5サイズで、A5サイズや一筆せんサイズのものもそこそこ見ました。
A5サイズや一筆せんサイズのものは良く2種類20枚入りで1セットというような、サイズが小さい分少し枚数や種類を多くしてセットになっていました。

作りやすかったのはイラストと罫線が同じ面にある片面タイプのものでしたが、両面タイプを作っているところが多かったかなと思います。
片面タイプはレイアウトをしっかりしないとほぼ文字を書く部分が取れない、便せんとしては使いにくいものが出来てしまうのですが、両面タイプはイラストと罫線を分けて作れたので、イラストもしっかりあるし文字もたくさん書けるものが作れました。

 

ラミカラミネートフィルム加工して作ったカードのことです。
名刺サイズや診察券くらいのサイズが多かったですが、色々なサイズがありましたね。
カード型のものの他、イラストに合わせてカットされた変形タイプもありました。

基本的には収集して楽しむものですが、キーホルダーやバッジ・しおり等にして少し実用的にしたラミカもありました。
また、大きいサイズ(大体A4以上くらい)はポスター扱いになっていましたね。
しっかりとラミネート加工されているので、結構丈夫で飾るのには良かったです。

 

どちらもグッズの中では手軽に作ることが出来るので、まずはここから作って始める場合が多かったと思います。
私も同人活動を始めた時最初に作ったのは便せんとラミカでした。

便せんはコピー機で作り、ラミカはラミネーターがなかったので簡易版の粘着シートで作る方法で作りました。
その当時はラミネーターがそこそこの値段しましたし、中学生くらいなので大人のように自由に使えるお金も少なかったため購入出来ず、簡単で安価なシートの方法になりました。
(シートで作る場合はラミネーターで作ったものより強度などは落ちます)

大手サークルだとあまり置いていない場合もありましたが、大体のサークルで作っていたと思います。
(女性向けだと特にそうだったかなと思います)
ひたすら色々な作品のラミカを作って頒布しているサークルもあり、そういうところのスペースはすごくディスプレイが高かったですね。

 

同人便せんは今も扱っているところを見ますが、ラミカはあまり見なくなりましたね…。
これも色々なグッズが手軽に作れるようになったからかなと思います。

昔はオンデマンド印刷が選べなかったため、今ほど手軽に印刷所に頼むことが出来ませんでした。
オフセット印刷は大部数向けですし料金も高いのですが、グッズ印刷だと同人誌や同人便せんの印刷より更に料金が高くなりました。
なのでかなりの大手サークルでないと頼むことが難しかったのですが、今はオンデマンド印刷を扱っている印刷所が増えたため、色々なグッズを以前より安価で作れるようになりました。

ラミカは便せんに比べると割と手間がかかりますし(イラストを描いて印刷→必要なサイズにカット→ラミネートする→必要なサイズにカット)、ラミネーターもないとしっかりしたものは作れないので、印刷を頼めれば色々なものが作れるのならそちらにいくようになるよなーと思います。

 

ただ、昔より気軽に高クオリティのグッズが作れるようになった分、絶対に注意しなければいけないことがあります。

それはあまりに公式に似ていてクオリティの高い同人グッズはそのまま競合となる場合があるため、厳しい対応をされる場合があることです。
二次創作の同人グッズは同人誌と違い、主にイラストのみで作られているため公式との違いを出すのが大変なため、競合していると取られる可能性が同人誌より高いのですよね。

 

【同人グッズ制作の注意点に関してはこちら】

同人誌と同人グッズ何が違うの?同人グッズ製作で注意して欲しい点をまとめました。…

 

一次創作だと二次創作ほど気にせずグッズ類を作ることが出来るので、一次創作おすすめです!

 

同人グッズ-同人封筒-

通販のところでも少し書きましたが、「同人封筒」というものもありました。
長4などの郵便用茶封筒・白封筒の表面、宛名を書く部分以外にイラストを描いたり印刷したものです。
あるのはもちろん知っていましたし、たまに見ることもありましたが、同人便せんやラミカと比べると見ることが少ないグッズでした。

個人的な考察ですが、便せんやラミカに比べて少し作るのが大変(手作りだとパソコンやプリンターが必須)なのと、あまり使う機会がないから、見かけることが少なかったのかなと思います。

コンビニのコピー機では持ち込み用紙を使って印刷することは出来ないので、コンビニのコピー機を使って作ることは出来ません。
そうなると手描きかプリンターなどを使って作る形になるのですが、作ってもなかなか使いどころがないんですよね。

私も手紙でのやり取りが主だった頃、手紙や通販の注文を頂くことがありましたが、同人便せんは使っていても同人封筒を使っている方は殆どいませんでした。
同人封筒使用不可にはしていなかったのですが、それでも来なかったので、出回っている数も少ないし同人封筒使用不可にしているところも多かったのかなと思います。

 

そんなわけであまり見ることがなかった同人封筒ですが、たまに便せんとセットになって頒布されている時(レターセットのような感じ)があったり、頂いたグッズの中に混ざっていたりしていくつかは持っていました。
(結局作ったことはなかったと思います)

ジャンルの関係もあるかもしれませんが、可愛いものが多くコレクションとして楽しんでいました。

 

 

同人グッズ-その他のグッズ-

上でも書いたように、昔は印刷所に頼んでグッズ商品を作るのはとてもハードルが高かったため、学生だった私が作れるものは限られていました。

でも基本的にモノづくりが好きなため、便せんやラミカ以外のものをどうにか手作りできないかと色々と試した時期がありました。
今覚えている範囲で作ってみたものを挙げると、

 

  • 卓上時計
  • シール
  • ポスター
  • キーホルダー
  • しおり

 

この辺りですね。
多い時は上の5種類+同人便せん・ラミカ・イラスト集を同時に並べていたので、2スペースでサークル参加することが良くありました。

 

卓上時計は100円ショップでの時計の文字盤部分を数字の台紙から描いたイラストの台紙に変えたもので、量産するものでもなかったので1~3個を全て手描きで用意して作っていました。
(なのでクオリティは手作り感満載)
割と目立つグッズだったので、止まって見てくれる方が多かったのを覚えています。

 

シールは初めて作った頃はまだ家にあったプリンターも性能が良いものではなかったのと、私もデジタルイラストを描く技術もソフトもなかった時だったので、全て手描きで作っていました。
文房具店等で売っているラベルシールに1つ1つイラストを描いて、上から本の表紙などを保護する時に使うシートを付けていました。
(やっぱり手作り感満載)

その作り方のものはサイズも小さかったのと、そこまで凝ったものに出来なかったので1枚10円程度で頒布していました。
そのせいか時計と同じく結構止まって見てくれる方がいたり、お迎えしてくれる方が多かったですね。

 

イラレでイラストを描くようになってからは持っているプリンターの性能も上がったため、市販のステッカーシートにプリントして作るようになりました。
なので最初に作ったものより格段にクオリティが上がり、手作りではなかなかの出来栄えになりました。

この時は一次創作でしか活動していなかったので、自分の好きなようにデザインし、シールの包装もシールごとにタグを作ってみたりと自分のやりたいようにやっていました。

今は印刷所に頼むことが多くなったので、市販のシールのようなものを作ることが多くなりました。
印刷も綺麗ですし、用紙も変わったものが選べますし、初めて作った時に比べると全然違うなと技術の進歩にしみじみ感動しますね。

私も昔と今では作るグッズの種類が大分変りましたが、シールは変わらず作っていますしこれからも作っていきたいものです。

 

ポスターは最大A3サイズまでで作っていたもので、コンビニでカラーコピーをして作っていました。
コピーしたものをそのままOPP袋に入れるか、コピーしたもののイラスト面に表紙などを保護するシートをかけて、OPP袋に入れるかの2タイプを作っていました。

あるとスペースの机の前に貼って展示出来たりしてスペースが華やかになったので、1~2種類は作っていましたね。

 

キーホルダーとしおりはどちらもラミカの派生版で、ラミネートした後に任意の場所にパンチで穴をあけ、キーホルダーならボールチェーンを、しおりならリボンを通して作っていました。
(なのでやっぱり手作り感満載)

特にしおりは作りやすく、ラミカに比べると実用的でもあるため良く出ていましたね。
私が持っていたラミネーターがはがきサイズまでのものだったのであまり大きなラミカは作れなかったのですが、しおりやキーホルダーは大きくなくても良かったのですごく作りやすくて楽しかったです。

 

 

今は一次創作しかしておらず、一次創作だと同人グッズの定義に当てはまらないのでちょっと違うかもしれませんが、現在作っているグッズはほぼ印刷所やグッズ制作サービスを使って作っています。

印刷所は「グラフィック」「ラクスル」などを利用し、制作サービスは「pixivFACTORY」や「SUZURI」などを利用しています。
どれも昔では絶対手が出せなかったグッズを作れますし、制作サービスを利用すると在庫を持たなくていいのでとても楽ですね。

印刷所で作ったもので良かったのは、

 

  • 携帯電話クリーナー
  • クリアファイル
  • 眼鏡拭き
  • アクリルキーホルダー

 

です。どれも手作りでは基本的に作れないものばかりですし、出来上がったものがものすごくクオリティが高くて感動したものです。
キャラクターでもゆるキャラのようなものだったり、ロゴだけのデザインだと普段使い出来るようなクオリティになるので、すごく感動します。

上に挙げたものや、アクリルスタンドなどを二次創作で出そうとすると、記事の途中で書いたように競合とみなされると厳しい対応を取られることもあるので、二次創作で出したい場合は注意してください。
(注文を受け付けないところもあります)

 

一次創作だと気にせず色々なグッズが作れるので、色んなものを試してみて下さい!
特に制作サービスを使うと在庫を持たずに制作・販売が出来るので、気軽に色々なグッズを作ることが出来ます。
アクリルキーホルダーや缶バッジ・Tシャツ等の他、モバイルバッテリーやブランケットなど珍しいものも作れるので、気になるものはどんどん試していきましょう。

pixivFACTORYやSUZURIなどは作ったものを在庫を持たずに販売することが出来ますし、1点から自分で購入することも出来ます。
規定サイズ・既定の画像形式のイラストがあればすぐ作れるので、是非試してみてください!

 

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手作りグッズにおすすめのアイテム

今は印刷会社に頼んだり、pixivFACTORYなどのグッズ制作サービスを使ってグッズや本を作っているので、手作りすることはあまりしなくなりましたが、以前は殆ど手作りしていました。

その時に特に良かったアイテムを紹介します。

 

ステッカー制作

【エーワン/ステッカー用紙】

 

色々な用紙でステッカーやシールを作りましたが、1番使ったのがこのステッカー用紙です。
A4サイズの印刷用ステッカー用紙と保護フィルムラベルが3セット入っています。

ステッカー用紙自体は少し光沢がある用紙なので印刷設定を推奨設定どおりにすれば滲みもなく綺麗な仕上がりになるのですが、更に保護フィルムラベルをかけると手作りとは思えない綺麗な仕上がりになります。

フィルムラベルを空気が入らないよう綺麗に貼るのが少し大変なのと、本当に良い出来になるので二次創作の同人グッズにはお勧めできないのですが(競合ととられる可能性があるため)、一次創作をしている方のグッズ制作にはとてもおすすめです。

切れ目は入っていないA4サイズの1枚用紙なため、イラレが使えると用紙に無駄なく配置が出来、たくさん作ることも出来るのでフレークシールなども作ることが出来ます。

 

 

包装用品

【OPP袋】

 

作ったグッズを包装する時に使う袋ですね。
色々な会社から出ていると思いますが、私が1番良く使っていたのは「クリスタルパック」シリーズです。

包装用品を専門に扱うお店にあり、量がたくさん入っているので良く使っていました。

ポストカード・ラミカ・しおり・ポスターはテープなしのものを使い、便せんはテープ付きのもので包装していました。
ステッカーはサイズがそれぞれ違っていたので、入るサイズの袋を用意し、セロハンテープなどで口を止めて包装していました。

こういった袋に入れると見た目が良くなりますし、相手が持ち帰る時や届いた時に傷が付いたりする心配が少なくなるのでおすすめです。

 

【クラフト用紙・カラー用紙】

 

ステッカーや携帯クリーナー、眼鏡拭きなどは一次創作で作ったこともあり、市販品のように見せたくて包装に少しこだわっていました。
その包装に使ったのが上のクラフト紙や少し厚手の紙・光沢紙で、主にグッズ類のタグに使いました。

 

同じシリーズのグッズは同じようなデザインのタグで統一すると、市販品ぽく出来上がって良かったです。
特に即売会などの実際に品物を並べて頒布するところだと、統一感が出て見た目が良かったです。

基本的には用紙にプリンターで印刷して作っていましたが、紙によってはプリンター対応していなかったり、プリンターに合わないサイズしかない場合もあり、印刷出来ない時もありました。
その時はプリンター対応の透明のシール用紙に印刷して、そのシールをタグ用用紙に貼って作ったりしました。

 

 

特に一次創作でグッズを作っている方は、包装までこだわるとブランド感が出て見栄えが良いです。
少し手間はかかりますが、出来た時の見栄えが違うのでやってみてください!

 

 

終わりに

なんとなく思い出してから懐かしくなって思わず記事にまとめてしまいましたが、人それぞれの同人活動があると思います。
今後もたまにこういう話題をまとめたいなと思います。

この記事を見て「懐かしい」とか「こんなこともあった」など同人活動の思い出がありましたら、是非コメントをお願いします!

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

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