こんにちは、トウゴです。
「創作活動のススメ」というタイトルで2記事、イラストを制作した後の活動について書いてきました。
今回は自分が描いたイラストを色々な方法で広める活動ではなく、他の方から依頼を受けてイラストを制作していく方法やイラスト制作受注が出来るサービスについてまとめました。
「イラスト制作の依頼を受けてみたいけど、やり方がわからない」という方の参考になれば幸いです。
【創作活動のススメ過去2記事はこちらからご覧いただけます】
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イラスト制作の依頼を受けるには
イラスト制作の依頼を受ける方法は、
- 自分のサイトで依頼を受ける
- SNSを利用して依頼を受ける
- スキルマーケットサービスなどを利用して依頼を受ける
に大まかに分けられるかなと思います。
それぞれのメリット・デメリットについて簡単にまとめましたので、どれが自分に合った方法かをまず検討してみてください。
自分のサイトで依頼を受ける方法
【メリット】
- 好きな条件・方法で依頼を受けることが出来る
- (既にサイトがある場合)すぐに受注を始めることが出来る
【デメリット】
- サイトがない場合はサイト開設から始めなければならない
- 知名度がないと依頼がほぼ来ない
- トラブルがあった際全て自分で対応しなければならず、大変な場合がある
自分のサイトで受注をするので、自分に合った条件ややり方で受注することが出来ます。
既に作品を公開するサイトがある場合は、依頼用のページを制作して始めればいいので、比較的早く始めることが出来ます。
しかしサイトがまだない場合は、まずサイトを開設しなければ受注を始められません。
そのためサイトがない場合だとかなり時間がかかります。
そしてある程度知名度があり、ファンが付いている状態でないとほぼ依頼は来ません。
宣伝をしないとほぼ知られることはないので、SNSなどを上手く使う必要があります。
また、「納品をしたのに支払いがない」などのトラブルがあった際、全て自分で対応しなければならないため、トラブル対処に慣れていたり、どこかしら相談する場所があればいいのですが、そういったものがない場合は対処がとても大変になります。
トラブルがあった際はスキルマーケットサービスを利用していると運営会社に相談することが出来ますし、SNSの場合も多少はオープンになっているところもあるので、サイトで依頼を受けるよりは対処がしやすいです。
しかしサイトで依頼を受ける方法は他2つよりクローズドな部分があるので、依頼を受けることに慣れていない方にはあまりおすすめ出来ません。
方法の1つとして紹介しましたが、依頼を受けることに慣れていない方は「スキルマーケットサービスを利用して依頼を受ける方法」が良いと思います。
SNSを利用して依頼を受ける
【メリット】
- ある程度見てくれる方がいる状態で始められる
- サイトを開設する必要がない
- (既に作品を発表していれば)サンプルも多いのでわかりやすい
【デメリット】
- SNSをやっていない場合、ファンを獲得するところから始めなければならない
- SNSによっては依頼を受けにくいものもある
- スキルマーケットサービスよりはクローズドな部分があるので、トラブルがあった際対処が大変
TwitterやInstagramなどのSNSを利用して依頼を受ける方法ですね。
他は「pixiv」などもあります。
既にアカウントがあり、作品発表などをしている場合はフォロワーもいたり、サンプルとなる作品もあるので受注を始めやすいです。
Twitterならイラスト制作受注に関するツイートをして先頭に固定表示しておくとわかりやすいですし、Instagramならハイライトという機能でプロフィールに固定表示出来ます。
なのでサイトを開設して~とやるより始めやすいです。
SNSだとそのまま宣伝も出来るので、やはりサイトからの方法よりたくさんの人にアピールすることが出来ます。
しかしまだSNSをしていない、依頼を受けるためにSNSを始めるという場合はフォロワーが0人なため、「フォロワーを増やす」というところから始めなければならないです。
サイトからの方法よりは人の目に入る確率は高いですが、すぐフォロワーが増えるということはあまりないので、気長にやっていく必要があります。
また、投稿を固定表示することは出来ますが、更新が多いとその分投稿が流れていくのも早いので、イラストが添付された投稿が見つけられないという状態になる場合もあります。
Instagramだと見つけやすいですが、Twitterだと見つけにくく、アカウントが日常のツイートも投稿するタイプだとメディア欄からでもイラストを見つけにくい場合があります。
利用するSNSによってはわかりにくくなるので、注意が必要です。
そしてこちらもトラブルがあった際対処が大変になってしまう場合があります。
それでもサイトからの方法よりはオープンな部分(投稿へのリプなど)もありますし、SNSの運営会社があるので、誹謗中傷などのトラブルにはサイトからの方法よりは対処がしやすいかと思います。
しかしスキルマーケットサービスのように、発注受注の専門ではないため、「発注受注のトラブル」に関しては自分で対処をしないといけません。
なのでサイトからの方法と同じく、トラブルが起きた時に相談出来る場所がないと、対処するのがなかなか大変になってきます。
そのためこちらもある程度対処が出来る・相談出来る場所があると安心で、そういったものがない場合はあまりおすすめ出来ません。
スキルマーケットサービスを利用して依頼を受ける
【メリット】
- サイトからやSNSからよりも宣伝をしなくても依頼が来やすい
- 色々なフォーマットが決まっているので、設定しやすい
- 間に運営会社が入るので、トラブルの時も安心
【デメリット】
- 売り上げの何割かが運営会社に行くので、売り上げ全てを貰えるわけではない
「ココナラ」などのスキルマーケットサービスを利用して依頼を受ける方法です。
ここで挙げた中では1番トラブルがあった際にも対処がしやすく、対処したことがない・相談出来るところがない場合でも安心な方法です。
サイトでのやり取りは運営会社が見れるようになっていることが多いので、どういうトラブルがあったかなども第三者が見てくれますし、発注者は先払いで発注し、納品後に入金されるというところが多いので、納品したのに払ってもらえないなどのトラブルもありません。
(逆に何らかの事情で納品が出来なくなった場合も、返金されるのでトラブルになりにくいと思います)
また、「〇〇を描きます」のような依頼を受けるページを作る際、入力する項目などは全て決まっているため、初心者でもすぐページを作ることが出来ます。
細かい条件や詳細を記入する部分があり、そこは慣れていた方が入力しやすいですが、慣れていなくても似たようなサービスを出品している方のページを参考にすることが出来るので、他の受注方法より設定しやすいです。
デメリットを挙げるとすると、サービスを利用させて頂いているため運営会社の取り分があります。
そのため売り上げの全てが自分に来るわけではないので、金額設定をしっかり考えなければなりません。
金額設定も他の出品者の金額を参考にしたり、同じカテゴリーだと大体この金額というのを入力画面で教えてくれるスキルマーケットサービスもあります。
自分が最低限貰いたい金額+そういった情報を参考にして金額を決めることが出来るので、「運営側の取り分がある」ということだけ念頭に置いて設定すると良いと思います。
受注方法を3つ紹介しましたが、慣れていない初心者の方が始めるなら「スキルマーケットサービスを利用して依頼を受ける」方法が1番安心でおすすめです。
スキルマーケットサービスを利用して始めてから、イラスト制作の受注に慣れてきたら他の方法を検討していくのが良いかなと思います。
スキルマーケットサービス一覧
イラスト制作の受注を始められるスキルマーケットサービスの一部を紹介します。
ココナラ
たまにCMもやっているところなので、見たことや聞いたことがある方もいらっしゃるかなと思います。
イラスト制作やデザイン制作のサービスを出品し、依頼を受けることが出来るサービスです。
その他占いやカウンセリングなどをするサービスの出品や、ビジネス関係のサービスも出品されています。
イラスト制作だけでも「アイコン制作」や「LINEスタンプ制作」など細かいカテゴリー分けがされていたり、他にもデザイン制作やライティングなど色々なサービス出品に対応しています。
出品ページもどういうサービス内容かの設定や金額の設定などの基本的な内容の設定の他、有料で付けられるオプションの設定やQ&Aの設定もすることが出来ます。
出品ページをしっかりと作った方が依頼が来やすいのですが、そのしっかりと作ることが慣れていないと少し大変かなとは思います。
ただ同じようなサービスを出品している方の出品ページを参考にすることも出来ますし、細かくサービスを出品することも出来るので、色々なサービスを出品したい方には合っていると思います。
(私も「キャラクターイラストのアイコン制作サービス」「食べ物イラスト制作のサービス」「アウトラインなしキャラクターイラストアイコン制作サービス」「Illustratorでイラストを描く方法を教えるサービス」を出品しています)
他にも色々なサービスが充実していたり、トラブルがあった際にも運営側が間に入って事実確認などをしてくださるので、安心して利用することが出来ます。
初心者の方でもおすすめのサービスです。
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SKIMA
個人のイラストレーターに誰でもイラスト制作の依頼が出来るコミッションサービスですね。
イラストがメインですが、ロゴデザインなどのデザイン制作や、ライティング関係の出品も出来ます。
個人的な印象としては、ココナラよりもよりイラスト向けのような感じがあるので、キャラクターイラスト制作を受けたいという方に合っているサービスかなと思います。
ココナラなどと同じように、依頼者が指定したイラストを描いて納品するオーダーメイドタイプの他、出品者が考えて描いたオリジナルキャラクターを販売するものもあります。
その場合は出品しているキャラクターイラスト自体が納品物になります。
「キャラクターを販売」というのがあるのがココナラと少し違う部分かなと思います。
キャラクターイラストを描くことが得意だったり、そういったジャンルを描くサービスを出品したい時に合っているサービスだと思います。
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Skeb
同人誌即売会などで「スケブを描く」という文化がありますが、それのデジタル版のようなサービスです。
上で紹介した2サービスと違うのは、依頼を受けてからのやり取りが「(こういう感じで描いて欲しい)リクエストを受ける」「納品する」の一往復だけで、納品するまでの間のラフチェックなどがありません。
解像度や描き込みの量などは描く側(クリエイター側)の判断で出来るので、煩わしいやり取りが上2つのサービスよりも少ないです。
また、Twitterアカウントがあればすぐ始めることが出来、ジャンルや金額、納品までの日数などを設定するだけで依頼を受けることが出来るので、出品ページをわざわざ作る必要がありません。
なので1番手軽に始めやすいサービスかなと思います。
Twitterのアイコンやヘッダーがそのまま受注ページのアイコンやヘッダーになるので、Twitterページをしっかりとしておいた方が良いですが、その点だけしっかりしていればプロフィールページを作り込む手間が省けるので良いと思います。
そしてTwitterで宣伝しやすいので、最初に始めるには良いサービスだと思います。
上記の3つが自分が実際に利用してみて使いやすかったサービスです。
どれも初心者でもわかりやすく、始めやすいのと、トラブルがあった際にも対処がしやすいので、「イラスト制作の受注をしてみたい」という方は、紹介したサービスから試してみると良いと思います。
SNSで受ける方法の派生として、「BOOTH」などのネットショップ機能を使って受ける方法もありますが、こちらもイラスト制作の受注にある程度慣れていないと難しい面があるので、まずはサービスを利用して始めて、慣れてきたら別の方法を増やしたり、変更していったりするのが良いのではないかと思います。
終わりに
制作するイラストの種類は色々とありますが(立ち絵+表情差分や大きい1枚絵、アイコン用イラストなど)、まずはアイコン用イラストから出品していくとやりやすいかと思います。
他にも色々なサービスがあるので、自分に合ったものを探してみてください。
良い創作ライフの参考になったなら幸いです。
最後までお読みくださりありがとうございました。