こんにちは、トウゴです。
今回はイラレCC2019を使ってみての感想とか個人的に気になったところをつらつらと書いていきます。
※2018年12月31日編集・更新しました。
※2022年12月5日再度編集・更新しました。
Adobe Creative Cloudには始まった頃?くらいからサービスに登録していたので、以前からCCを使うことが出来たのですが、CCのツールのデザインとか諸々にどうしても慣れず、ずっとCS6を使っていました。
ただ最近仕事でCCを使わなければならないことが増えたのと、CSシリーズのサポートが終了するというのも知り、CCに移行したのでCS6との違いや感想をまとめてみました。
※私はCC2019以前のCCはほぼ使っていないので、CS6と違う部分がCC2019からのものかそれ以前のCCからのものかわかりません。
どこから変わったのか、というのも後ほど編集するときに調べて追記します。
特に変わったと思う点
ツールバーがカスタマイズ出来るようになった
恐らく大体の人は向かって左側に表示させているであろうツールバーがカスタマイズ出来るようになりました。
長方形ツールや楕円形ツール、回転ツールとリフレクトツールなど、似た機能は1つにまとまっていて、長押しして選択するような感じでしたが、それを別々にすることが出来るようになりました。
なので良く使うツールはまとまっているところから出しておくことも出来るし、逆に滅多に使わないツールは表示させないことも出来ます。
ただ私はCS6に慣れていたので、CS6だとまとまっているツールを選択するとき、長押しじゃなくてちょっとドラッグする感じで出てくるんですよね。
その感覚でやってしまうと、CC2019ではツールがわかれてしまうこともあるため、自分の意図しないツールの並びになってしまったりします。
現段階では固定しておくことが出来ないので、今後のアップデートなどに期待という感じです。
(リセット出来るので、特にカスタマイズはしていないけど手違いでツールをわかれさせてしまったとかいう場合には、リセットをかけてしまった方が早いです)
データの復元が出来る
このデータ復元の機能がついたのは、調べたらIllustratorCC2015からでした。
結構前からついた機能だったのですね!
CS6と比べたらかなり違うと思います。
強制終了してしまったとき、再度起動させるとデータを復元してくれます。
CC2019へのアップデートをしたあと、結構落ちることがあって何度かお世話になりました。
(頻繁に落ちることがわからなかった使い始めの時は保存をこまめにしなかったので、よく復元されたデータにお世話になりました)
ただその何度か復元にお世話になった時の印象は、「そこまで完璧ではない」でした。
落ちる直前までのデータは復元されず、少し前とかが多かったです。
ただ自分が最後に保存したところよりは進んだところで復元されているので、復元されないよりはマシかな、というものでした。
復元がない時よりは良く、とてもありがたいので嬉しいです。
落ちた時ショックはショックなのですが、軽いショックで済むというか…。
CC2019が出たばかりの時はすごく頻繁に落ちていましたが、そのあと来たアップデートをしたところ(現時点では)落ちなくなったので、もしまだそのアップデートをしていない方はしてみるといいと思います。
CS6の時よりも落ちる頻度が減ったので、それだけで大分快適です…!
拡大表示の倍率が増えた
こちらもCS6とCC2019の比較ですが、ズームした時の拡大率が増えていました。
調べたところ、CC2015からみたいですね。GPUパフォーマンスというものが実装されてから色々変わったようですね。
CS6では6400%が最大でしたが、CC2019は64000%が最大になっていました。
なので本当に小さいオブジェクトも大きくして見ることが出来ます。
描いているものによっては6400%ではまだ見えづらいな…というものもあったので、これはありがたいし驚きましたね。
細かい部分の作業は楽になると思います。
表示関連ですが、ズームインやズームアウトする時にオブジェクトを選択していると、それを画面中央にしてズームインやズームアウトをするので、たまに不便というか、ぶっちゃけ迷惑な時があります…なぜそんな仕様にしたのか…。
(便利だ!という方が多いと思いますが、私はまだ慣れていないせいもあってあんまり好きじゃないです)
2022年12月現在、CC2022を使用していますが、上の仕様はそのままになっています。
なのでいまだに忘れていて、オブジェクトを選択したままズームイン・ズームアウトしてしまい、本来ズームイン(やズームアウト)したい場所から離れてしまうこともあり、やはり若干不便ですね。
シンボルの種類
これは以前書いたシンボルの記事で少し触れましたが、CCからシンボルの種類が増えて、今までのシンボルの機能の「スタティックシンボル」と新しく「ダイナミックシンボル」の2種類になりました。
「ダイナミックシンボル」はシンボルのまま一部(色を変えたり)を個別に変更出来るシンボルです。
それが増えたことにより、シンボルに登録するときにダイナミックシンボルかスタティックシンボルかを選択しなければならなくなりました。
デフォルトではダイナミックシンボルにチェックが入っているので、以前のシンボル機能を持つスタティックシンボルで登録したいときはちゃんと選択しないとダイナミックシンボルで登録されてしまいます。
CSではダイナミックシンボルという概念がないので、基準点を変えるとか特別変更することがなければ基本そのまま登録してしまいます。
それに慣れているとダイナミックかスタティックかを選択し忘れるので、少し注意が必要です。
(間違えても後からシンボルパネルの「シンボルオプション」から変更出来るので、そこまで大変なことではないですが)
ツールのアイコンなどが変わった
本当くだらない理由だなーと自分でも思いますが、私がCCをずっと受け入れられなかった理由の1つがこのアイコンが変わったことです。
アイコンもそうですがカーソル部分のデザインも変わり、それがなんとなく今までと感覚が違う感じがして、上手く選択出来なかったりしたんですよね。
それがもどかしくてCS6から離れられませんでした。
今は慣れましたが、自動選択ツールだけは慣れるまでに時間がかかりました。
CS6の時と微妙に反応する位置が違っていて、何度も選択を間違えたことがあります。
2022年12月現在、2019年頃にパソコンを買い替えたこともあり、CS6自体が自分のパソコンからなくなったので、流石にアイコンにもカーソルのデザインにも慣れました。
楕円形ツールや長方形ツールを使って作ったものはシェイプになるようになった
楕円形ツールや長方形ツールなどを使ったとき、以前はパスでしたがCC2019ではシェイプになっていました。
レイヤーでは「楕円形」や「長方形」という名前になり、コントロールパネルで見るとシェイプになっています。
調べたところ、CCから「ライブシェイプ機能」が出来たので、その関係でシェイプになっているのかなと思います。
(本当にずっとCCを使っていなかったので全然気付きませんでした…)
「ライブシェイプ機能」についてはこちらの記事で書かれています。
最近ではAdobe Creative Croud(CC)を使う方も非常に多いと思いますが、以前のCSから使っていた方の中…
どうしてもCSシリーズを使っていた時の感覚が抜けないので、「ライブシェイプ機能」もほぼ使いませんし、変形させる時はその時のやり方をしてしまいます。
そのためそこまで気にすることないかなと思っていましたが、シェイプの時はコントロールパネルに座標が出ないんですよね。
「変形」をクリックすると座標や大きさの数値が出て来て変えられるのですが、そのクリックしなければいけないのが地味に手間で…。
以前はパスだったので、コントロールパネル部分に座標と大きさが出ており、すぐ変えることが出来ていました。
割とツールで作った正円や正方形などは座標の位置を指定することが多いので、スッと出来ないのが少し不便です。
「変形」をクリックして数値を変えるか、シェイプをパスに変換してから数値を変えるかなので、どちらにせよ以前よりひと手間あるんですよね…。
本当細かいですがちょっと気になっています。
ちゃんと機能を使いこなしている方にはとても役に立つものだと思います。
ブラシのパーツが自動で作られる(編集される)
パターンブラシを作る時の話になります。
パターンブラシは角の部分など何個かパーツが必要なのですが、正直角の部分は作るのが手間で難しいので、角がいらないブラシはその部分のパーツを作らずブラシ登録をしていました。
その場合CS6だと直線・曲線部分だけの登録になりましたが、CC2019では直線・曲線部分のパーツを元に角の部分のパーツを自動で作ってくれる機能がありました。
こちらも調べたところ、CCになってからついた機能のようですね。
何種類かやり方があるようで、選択出来るようになっていました。
(自動スライスや自動中央揃えなど)
勿論1番いいのは角の部分のパーツも作り登録することですが、角部分はなくても良かったり、作るのが難しい場合はこの機能を使うと楽だと思いました。
ただこの機能でコーナーを作ったブラシを拡張した場合、編集する作業がとても大変になります。
拡張しなければならない場合は、手間でも最初から全部パーツを作ってしまう方が、結果的に早いし楽かもしれません。
ブラシなどで描いたとき、アンカーポイントが多くなった
ブラシや鉛筆ツールでパスを描いたとき、1本のパスに出来るポイントの数がCS6の時よりも多くなった…ような気がします…。
私は絵によってはラフからイラレでやることがあり、その際ブラシツールでラフを描きます。
ラフの線を移動させたり消したりするときに選択するのですが、やたらポイントが多いなと思いまして…CS6に比べてごっちゃりした感じがあるんですよね。
極限まで減らすわけではないのですが、出来たらポイントは少なくしたいなーと思う方なので、少し気になります。
ブラシツールはラフの時ぐらい、鉛筆ツールはほぼ使わず、基本的にペンツールマンなのでものすごく困るわけではないですが、CS6のイメージがあるとどうしても気になってしまいました。
配置が複数個一度に出来るようになった
イラストなどを描く時、撮った写真などを参考にすることがあります。
その際「配置」機能を使いドキュメント内に写真を配置して見ているのですが、この「配置」が複数個一度に出来るようになりました。
CS6の時は出来なかったので、何枚か配置したい時は何度もやらねばならず少し手間だったんですよね。
CCからは配置したい画像等を何枚か選択すると、カーソルの横に「1/2」と出ます。
(「1/2」の2部分は選択した個数なので、選択した個数によって変わります)
配置したい位置をクリックするとそこにファイルが配置されます。
位置も自分の好きなところに出来るので、以前のように後から配置位置を変更しなくて良くなりました。
私はよく複数個配置することがあるので、便利な機能だなと思います。
終わりに
他も色々と変わっているところがありましたが、個人的に気になったのは上記のものです。
やっぱりよく使うから気になってしまう、というのはあります。
まだ使っていない新機能でフリーグラデーションがあるのですが、それは使ってみて改めて別に記事にしようと思います。
書き殴ったものなので非常に読みにくくて申し訳ないです。
最後までお読みくださりありがとうございました。