こんにちは、トウゴです。
今回は運営している素材サイトの、2023年の変化や経過などをまとめました。
素材サイトをつくろうとしている方の参考になれば幸いです。
「たべものそざいモール」2023年の出来事
運営中の素材サイト「たべものそざいモール」関連で2023年にあった主な出来事は以下になります。
- テーマを変更して地味に改装をした
- MiriCanvasに素材提供を始めた
細かいことを含めるともう少しありますが、大きいものだとこの2点ですね。
テーマを変更して地味に改装した
まず運営してから初めて改装しました。
「たべものそざいモール」はこのブログサイトと同じく、Wordpressで制作しているのですが、有料テーマの「THE THOR」を購入し、先にこのブログサイトで使っていました。
とても使いやすいのと、デザインが良かったので素材サイトも同じテーマにしようと思い、「たべものそざいモール」でもTHE THORを使うようになりました。
その関係で改装した感じになります。
テーマカラーがピンクなのですが、それは変更せず、少しレイアウトが変わったり、TOP画像が変更された感じなので、ものすごく変わったわけではないですが、前を知っている方が見ると変わったことがわかると思います。
個人的には見やすくなりましたし、ページの作りやすさなど管理のしやすさも上がったので、改装に満足しています。
ただ、素材サイトだと特にどんどんページが増えていくので、後で改装したり使っているサービスを変えたりすると、色んな部分を変更しなければならずとても大変です。
今回改装した中で特に大変だったのはサムネイル画像(アイキャッチ画像)のサイズが変わったので全部変更しなければいけなかったのと、ブロックエディタを使って作ったページの対処ですね。
THE THORの前に使っていたテーマはLuxeritas(ルクセリタス)というテーマだったのですが、こちらはブロックエディタでもクラシックエディタでも編集が出来たテーマでした。
ルクセリタス使用時の最初の方は、デフォルトのエディタだったブロックエディタの方を使っていたのですが、個人的にすごく使いにくくて途中からクラシックエディタに変更しました。
クラシックエディタに変更した後に作ったページは特に問題ないのですが、ブロックエディタで作ったページはレイアウトが崩れていることがあり、それを直すのが少し大変でした。
ブロックエディタで編集していたからというのが直接の原因かわからないのですが、同じようにルクセリタスを使っていて後からTHE THORに変更したこのサイト(イラレとお菓子日和)も、ブロックエディタで編集していた方はものすごくレイアウトが崩れていて、どう変更しても直らなかったため新規で書き直したらレイアウトが崩れなくなったので、一因としてはあるのかなと思っています。
あとサムネイル画像ですが、これは単純に素材のページがあればあるほど作り直す数が増えるので、量が多くて大変だったということですね。
ベースのデザインさえ作ってしまえば、あとは同じように作業していくだけなのですが、書き出しや名前を付ける手間が地味にあるのと、画像が出来て終わりではなく、それを全てのページにアップしていかなければならないので、地味に時間が掛かる作業でした。
なので開設時に満足いくサイトデザインになるまでしっかり作り込むか、もしデザインが気に入らなくなったら早いうちに改装することをおすすめします。
(自分の素材サイトはそこまでまだ素材数が多くないですが、素材数(素材のページ)が増えれば増えるほど大変になるので、改装するならあまりページがない時の方が楽です)
MiriCanvasに素材提供を始めた
2点目の「MiriCanvasに素材提供を始めた」は、2023年最大の動きだったかなと思います。
MiriCanvasは誰でもすぐに様々なデザインが作成できる韓国発のプラットフォームです。
(Canvaのような感じのサービスですね)
2023年10月頃にMiriCanvas側から「素材サイトを見て連絡した」とメッセージを頂き、そこで素材サイトにある素材をMiriCanvasでも提供してくれないかとお誘いを頂きました。
どういうサービスなのか、どういう素材提供体制なのか等を自分なりに調べ、やってみたいと思ったので提供させて頂くことになりました。
このサービスはプレミアムプランに入っていれば素材が自由に使い放題なので、ストックイラストサイトのPIXTAやAdobe Stockとまた違ってより使ってもらいやすいかなと思い、提供を始めたのですが、思ったより利用して貰えていてとても嬉しかったですね。
使い放題システムなので使われた際に入るロイヤリティはストックイラストサイトよりは少ないですが、使われる量はこちらの方が多いのでどういう素材が人気なのかがとてもわかりやすいです。
なので人気の素材に合わせた素材を更に提供出来たり、人気素材のようなテイストの素材を作成しやすくなりました。
個人で素材サイトを運営する時に大変だなと私が思ったのは、どういうテイストの素材を描いていくかというところです。
自分の強みがわかっている方や、流行りの雰囲気をすぐ一定のクオリティで描ける方ならそこまで難しい問題でもないのですが、そうでない場合はまずどういうものが描けるか等の自己分析や、どういうものが流行なのか等の市場調査をしないとなかなか収益に繋がらないです。
私はこういう描き方でいく!というのがなかなか決まらず、現状は色々な雰囲気の食べ物素材を配布しています。
色々な雰囲気があるのも良いのですが、使う側としては「いらすとや」さんのように決まった雰囲気で色々な素材があれば、素材を使って作るデザインの雰囲気も統一しやすくて使いやすいですよね。
個人でやっているとこの描き方のものがいいというのがなかなかわかりにくく、迷走しやすいのですが、MiriCanvasで提供している自分の素材で何がたくさん使われているのかがわかりやすいため、それを参考にしてこれから描いていく素材の雰囲気を決めることが出来ました。
まだ収入としてはあまりない状態ですが、収入以外の部分で参考になることが多くて始めて良かったです。
ただ上にも書いた通りMiriCanvasは韓国発のサービスなので、収益関連の登録が韓国の仕組みになっています。
日本でのサービス提供が始まったばかりなこともあり、そういったところの登録方法などの詳しい解説があまりありません。
(AdobeStockなど元が海外発のサービスでも、サービスが始まって長いと登録方法などを詳しく解説しているサイトがあったりする)
収益関連の登録がわかりにくかったり、日本語対応がしきれてなくてわかりにくいところがあるのが少し残念なのですが、その辺りは今後に期待という感じですね。
あと収益関連でもう1つ挙げると、予想収益などの単位が韓国ウォンか米ドルでの表示になるので、パッと見てすぐに日本円でいくらというのがわかりにくいです。
米ドルだと少し馴染みがあるのでなんとなくわかるのですが、予想収益は基本的に韓国ウォンでの表示になるため、普段から馴染みがないと日本円でいくらかというのがわかりにくいです。
予想収益ではなく確定の段階でも良いので、日本円での表示が出てくれたらもっと良いなと思っています。
もう1点挙げると、素材のタグ登録が現時点(※2024年4月)は英語のみとなっているところです。
まだそこまで多くないのですが、私が作っている素材には日本独自の食べ物(和菓子や総菜パン系など)があります。
そういった素材を登録する時、英語でどう表記すればいいのか確認する手間や該当するものがない時もあるので、登録に時間がかかる場合があります。
他のストックイラストサイトより入力する項目も少なめですし、タグと素材名以外は選択式なので登録作業自体はしやすいのですが、英語のみ対応なのが少し手間になる部分もあるので、出来たら日本語対応して欲しいですね。
MiriCanvasは私のように素材を提供してくれるデザイナーを募集しているそうなので、気になる方は確認してみてください。
PIXTAやAdobeStockのように同じ素材を他のサイトで既に販売や配布をしていても登録出来ますし、著作権も自分のままなので参加しやすいです。
ちなみに下のリンクから現在MiriCanvasで利用出来る「たべものそざいモール」の素材ページに行くことが出来ます。
全てプレミアムプラン限定で利用出来る素材なので、無料会員の場合は利用することが出来ないのですが、その代わりプレミアム会員なら素材を使い放題なので、もしプレミアム会員になった場合は是非利用してください!
(前述の通り韓国発のサービスなため、リンクタイトルなどは韓国語で書かれていますが、リンク先は日本語で表示されます)
素材はいつものようにイラレで作っているので後から変更するのにものすごく大変なわけではないですが、MiriCanvas用に作っているわけではないので(メインは自分の素材サイト)MiriCanvasに登録出来るサイズ等に変更する必要があるためまだ全部の素材を登録しきれていないのですが、それでも良く使われるクオリティ・モチーフの素材とそうではない素材とが顕著になるので、今後の方向性を決めやすくて良いですね。
MiriCanvasへの素材登録方法やマイページなどはシンプルでわかりやすいので、個人的には今素材を販売している他のサイトよりも使いやすくて好きです。
テンプレートも登録できるので、素材サイトの素材を使ったテンプレートを作ってそれを登録するということも可能です。
普通の素材よりもテンプレートの方が収益的にも良いので、素材サイトを制作して更に先の活動をどうしようか考えている方は、検討してみても良いと思います。
とっても余談ですがMiriCanvasからインタビューを受けて、地味に答えているので興味があればご覧ください!
※文章でのインタビューなので動画や音声などはないです
今後の活動目標
「たべものそざいモール」の今後の活動目標ですが、まずはもっと素材を増やすことですね。
昨年が子どもの学校関係で色々と用があり、仕事以外にそちらのこともあってなかなか個人の活動に時間を取ることが出来ませんでした。
それが今年はなくなったのと、上で書いたようにMiriCanvasで良く使われている素材の傾向がわかったので、以前より素材を作りやすくなりました。
(今までは手探りなところがあったので、どう描いていくか試行錯誤していてなかなか進まなかった)
なのでどんどん増やして配布していきたいと思っています。
2つ目は素材を使って作ったグッズを増やしていくことですね。
現在は主にBOOTHで食べ物イラストを使ったグッズを販売しています。
pixivFACTORYで作ってBOOTHで販売している感じですね。
ただやっぱり優先順位が低かったので、なかなかグッズの数を増やすことが出来ないでいました。
それも今年はたくさん増やして、色々購入出来る状態にしていきたいです。
最後は素材サイトの活動だけではなく、創作活動全般の話になりますが、FANBOXなどファンクラブ系の活動をしっかりしていきたいですね。
今まで仕事と家のことで割と手いっぱいで創作活動の方までしっかり手が回っていなかったのですが、それを改善して創作活動をより進めていきたいと思います。
中でもファンクラブ系の活動は、ここ数年イラストを通しての交流を本当にしてこれなかったので、色々な人に出会う意味でも重点的に活動していきたいです。
ちなみに今はFANBOXをやっています。
有料プランは100円のプランで、プラン限定投稿としてはラフ公開が多いです。
他の内容(活動報告や進捗報告など)は全体公開していることが多いので、無料でも楽しめると思います。
今食べ物イラストの他に、乙女ゲーム系の男性キャラクターを描けるようになりたくて練習しているのと、昔考えたシリーズをちゃんと展開していこうとしているので、そういった内容の投稿が多いと思います。
興味が出たら是非フォローしてください!
終わりに
これからも定期的に素材サイトの運営の状況などをまとめていきますので、素材サイトをやろうか考えている方の参考になれば幸いです。
最後までお読みくださりありがとうございました。